07年9月議会(10/1)
18年度決算認定に反対の討論
私は平成18年度亀岡市の決算におきまして第12号議案の一般会計、第23号議案の病院事業会計の決算認定につきましては、反対の立場で討論いたします。
一般会計について
12号議案、一般会計決算では、総務費で、電算管理経費の中の住基ネットワークシステム運用経費についてですが、個人情報の流出の危険を孕む、このシステム自体に私は反対しています。
住基カード発行部数は依然として極少なく、この経費が適正かつ効率的に執行されているとは言えません。
また、広報の経費では、市の広報「キラリ亀岡お知らせ版」が自治会未加入の世帯に配布されていない状況があります。
更に、亀岡会館運営経費については、社会福祉事業団に施設管理業務委託料1,974万円余りの支出ですが、会館の利用者は昨年のおよそ6万6千人から4万9千人と１万7000人も減っていることは見逃せません。
民生費の厚生会館管理運営経費では、シルバー人材センターに管理業務委託料203万円余りが支出されていますが、会館の運営は134万円余りの赤字計上となっています。
どちらの会館も、運営状況が良好とは言えず、指定管理者に移行して市民サービスの向上と経費節減という目的に合致しているとは考えにくく、認定できません。
病院事業会計について
23号議案、病院事業会計につきましては、事業3年目を迎え、よりよい経営を目指して職員の方々が努力されていることを評価し、感謝しています。
しかし、常勤医師の退職で、患者数が減り、運営上大きな問題をかかえました。1億2,559万円余りの赤字決算で、累積の欠損金が2億1,558万円余りとなりましたことは、市民が期待する効果があったとは言い難いので、認定でき兼ねます。
今後、財政的な環境が厳しくなる中ですが、市民に頼りにされる病院として、常勤医師の確保、地域医療との連携を通じ、医療サービスの向上を図りつつ、経営改善に向けて一層のご尽力を望むものです。
以上の理由によりまして、2つの決算議案に対する認定反対の討論といたします。
活動報告の詳細
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