討論の場に立つ前に
さっこの思いと意見書の原案
亀岡市議会は、できる限り総意で、時に応じて国(政府)に対し意見書を提出します。
私は3月議会で是非とも意見書を出したいと思い、以下の原案で各会派の賛同が得られるか打診しました。下線の部分を削れば全会派が賛同できると分かり、その部分を削除した修正案なら意見書を提出できる見通しが立ちました。
私は本会議で意見書に賛成の討論をし、日米地位協定の見直しと原案で削除した部分について触れることにしました。意見書は総意で、つまり、全議員が賛成で採択され、国に提出されました 。
在沖(ざいちゅう)米海兵隊員による
少女暴行事件に関する意見書（原案）
去る２月10日午後10時35分頃、沖縄本島において在沖米海兵隊キャンプ・コートニー所属隊員による女子中学生暴行事件が発生しました。
女性に対する暴行は、肉体的、精神的苦痛を与えるだけでなく、人間としての尊厳をじゅうりんする極めて悪質な犯罪であり、国民に強い衝撃と不安を与えています。特に、被害者が無抵抗な少女であることを考えれば、断じて許すことができない卑劣な行為です。
沖縄県で1995年に発生した米兵による女子小学生暴行事件はじめ、日本各地で戦後60余年を経過した今日においても、米軍人・軍属等による事件・事故が続発しています。このような事件・事故が発生するたびに米軍は綱紀粛正を約束してきましたが、取り組みの実効性は見えません。
米軍は、沖縄県民及び基地周辺の住民が恐怖にさらされている現実と日本国民の怒りを真摯に受け止め、明確な謝罪と実効性のある犯罪防止策を示すべきです。
よって、本議会は、今回の事件に対し厳重に抗議するとともに、政府は米国に対し、被害者及び家族への謝罪、米軍人の綱紀粛正及び人権教育の徹底など実効性のある再発防止策を提示し、米軍基地の一層の整理縮小を図るとともに、海兵隊を含む米軍兵力の削減を推進することを強く求めるよう要請するものです。
以上、地方自治法第９９条の規定により意見書を提出します。
平成20年3月 日
亀岡市議会議長
内閣総理大臣 福田 康夫 様
外務大臣 高村 正彦 様
防衛大臣 石破 茂 様
沖縄及び北方対策担当大臣 岸田文 雄 様
在沖米海兵隊員による少女暴行事件に関する意見書に賛成の討論
意見書に賛成の討論
去る2月10日、沖縄の米海兵隊員による少女暴行事件が発生しました。沖縄では1995年、小学生の少女を米海兵隊員3人が暴行した忌まわしい事件以来、これまでに女性に対する暴行事件が度々起きています。その度に政府や米軍が「2度とあってはならない」としながら、何ら有効な防止策が講じられないまま、またも同様な犯罪が発生したことに、私たちは怒りを抑えることができません。
3月23日、沖縄では「米兵によるあらゆる事件・事故に抗議する県民大会」が開かれ、米軍人の綱紀粛正と実効性のある再発防止策の提示、日米地位協定の見直し、米軍基地の整理縮小と、海兵隊を含む米軍兵力の削減を求める大会決議がされています。
米軍基地があるために米軍人による著しい人権蹂躙の犯罪被害を子どもたちまでが受けるという状況を何としても改善しなければなりません。皆様の賛同を願いまして賛成討論といたします。
活動報告の詳細
しのはら咲子は定期的に、なかまたちと共に手づくりの会報誌を発行しています。読みごたえ抜群！毎号力作！身近な問題から市政を考える市民のための情報発信です。
このホームページでも公開していく予定ですのでどうぞお楽しみに！！
会報誌をご希望の方は
info@s-sakiko.netまでご連絡ください。発行のたびに郵送にてお届けいたします。
