ちょっとかめおか

〜ちょっとかめおかNo.29((2007.11.11しのはら咲子となかまの会発行)〜

環境への負荷を減らすために

亀岡市役所の環境への姿勢について、日ごろ気になっていることを書いてみたいと思います。

以前、亀岡市の循環型社会推進委員になっていた時、会議にアルミ缶入りのお茶が出されたので、「循環型社会を考える会議で、何故、缶入りのお茶が出されるのですか?」と意見を言ったところ、以後の会議では湯のみでお茶を出していただけるようになりました。(その気になればできます!)

人件費とか、効率の問題もあるのでしょうが、湯沸し設備のある市役所で、安易に缶や紙パックのお茶を出すのは、疑問です。 缶や紙はリサイクルするとしても、ものすごいエネルギーが使われます。

今も市のいろいろな会議で缶や紙パックのお茶が出されていますが、見直してほしいと思います。(私たちも、出かける時は「お茶持参」を心がけ、できるだけ缶やペットボトル飲料を買い控えたいですね。)

もうひとつは、市がアイドリングストップを呼びかけているにもかかわらず公用車「つつじ号」などが、乗客を待つ間、アイドリングをされていることです。公用車は率先してアイドリングストップをしていただきたいものです。

公的機関である市役所の影響力は『大』です。この欄でも、随時、提言していきたいと思います。

(しのはら咲子となかまの会代表:村山起久子)

※ リサイクルは資源の有効利用の反面、「リサイクルしているからいいんだ」と、缶やペットボトルの生産量が大幅に増え、 「省資源」の面で逆行することになったり、リサイクルの際、多量のエネルギーを使い、有害物質が出たり、といった マイナス面もあります。缶もペットボトルも、洗って繰り返し使えたら、負荷が少ないのですが。
※アイドリングは1分間でガソリン28cc、10分で0.3リットルとの試算(JAF)があります。
(参考)燃費アップにも役立ちます! ⇒JAF エコドライブガイド

生活の場としての放課後児童会、スペース拡大を

亀岡市内の放課後児童会(学童保育)の入級児童数とスペースは下表のとおりです。厚生労働省のガイドライン案では、放課後児童会の望ましいスペースを、児童1人あたり1.65u(たたみ 1畳分)としていますが、半数がそれに達していません。(下表の下線は1.65u以下のもの)

学校名スペース (u)児童数1人あたりの
スペース
(u)
東別院 15 155.5
吉川 20 204.1
保津
10 103.2
西別院 12123.0
ひえ田野 27272.3
畑野 28282.3
本梅30302.1
川東30302.1
南つつじヶ丘42421.5
つつじヶ丘126971.3
詳徳64511.3
千代川63571.1
大井95961.0
曽我部21230.9
安詳63740.9
青野16200.8
亀岡63900.7
城西31670.5

全国学童保育連絡協議会の報告書によると、児童数の増加により
「事故や怪我が増えた」
「騒々しく落ち着かなくなる」
「ささいなことでケンカになる」
「遊びや活動が制限される」
などの実態があげられていますが、スペースが充分になければ、この状況は ますますきびしくなっていくでしょう。

子どもたちが安心して豊かな放課後を過ごすことができるよう 放課後児童会の充分なスペースの確保を。

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「困った親(子)」ではなく、「困っている親(子)」という視点で

児童虐待の相談件数は今や年間3万7000件をこえています。そこで、市町村も窓口となって、虐待への対応をしていこうということになりました。危険度の高いケースは児童相談所へ、早期発見・早期対応・身近な援助は市町村でということです。

市のキラリ☆亀岡おしらせ版でも、「児童虐待や要保護児童の通告は(市役所1階こども福祉課)家庭児童相談室まで連絡してください。」と毎号広報しています。とは言え、児童相談所と同じことをすぐさまできるわけではありません。まして、専門家や予算は、児童相談所でさえ不足しているのが現状で、こども福祉課の御苦労は大変なものだと思います。

児童相談所の職員のオーバーワーク、バーンアウト(燃え尽き症候群)が問題になっていますが、市の担当職員にも過重な負担が生じないよう、工夫は必須です。国はその工夫の提案として、「要保護児童対策地域協議会」を設置して、関係機関が連携を図って児童虐待等への対応を行いなさいと言ってきました。

この協議会の設置にあたって、ぜひともお願いしたいのは、その目的の確認です。市に期待されていることは、強制立ち入りを必要とするようなケースへの対応ではなく、そういうことに至らないように未然に防ぐことです。 親を批判して、排斥して、裁くことではなく、暴力に頼らなくていいように親を支援していくことだと思います。
困った親の行動は、何かに困っている現れだと考えて対応していかなければ、事態を悪化させます。これは、子どもについても言えることで、加害者は被害者だったということはよくあることです。(この協議会では子どもの非行にも対応するそうです。)

虐待が起きてから対応するための会ではなく、むしろ、不安感や孤立をキャッチして支援していく会であって欲しいと願います。

(M.D)

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「ちょっとかめおか」とは

しのはら咲子となかまの会(現 かめおか夢咲くネット)が、その見解をまとめ発行している通信です。

政治は生活。議会を生かさなもったいない!

しのはら咲子となかまの会(現 かめおか夢咲くネットは、自由な一市民として、市民の思いを政治につなぐ活動をしています。

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今号の内容に関して、しのはら咲子が07年9月議会で質問しました。(答弁要旨を公開しています)

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